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阿部俊暢

宮城県仙台市出身。定禅寺通りのけやき並木と同じ1958年生まれ。2003年阿部代表とともに定禅寺ハーブギャラリーを開業。夢は世界中のハーブを集めたハーブ農場の開設。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。

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2015年2月

2015年2月24日 (火)

朝鮮人参業界の問題の根源(1)

ハーブ•アロマテラピーを学ぶ方のための海外ハーブ事情

第172回目の話題:朝鮮人参業界の問題の根源(1)”です。米国植物協議会  The American Botanical Council(通称「ABC」)の(ABC  HerbalEGram2015年1月号)のリンク記事の翻訳記事です。

http://cms.herbalgram.org/heg/volume12/January2015.html

 

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フリー百科事典ウイキペデイア 日本語版より

朝鮮人参業界の問題の根源

中国の需要が、米国の密猟者を奨励しカナダからの栽培根の販売を促進する。

 

ハンナホーグ

2015年1月6日

 

11月中に、杭州の伝統的な中国薬局を訪問した際に、スティーブン·ハーパー首相は、オンタリオで栽培された乾燥朝鮮人参の根のビンに手を伸ばし、小さな袋のいくつかを小さなバッグに入れ、笑顔のレジ係のところにもっていった。ニュースの報道によると、"その後、Hu Qing Yu伝統医学博物館で、彼は高くガーキンサイズの根を持ち上げ、ここで最も高価で最もよいもの"と宣言した。最もよい?言いにくいが、しかし、それは確かに最も高価なものではない。

 

カナダは、アジアに毎年数千トンものフィールド栽培されたアメリカジンセンを輸出しており、アジアではその根は、喘息、疲労感や糖尿病、陰の気の欠陥を治療するために使用される。トロントに本社を置き、香港の輸入業者のためにジンセンを買い付けているサンミンホン株式会社のマネージャーであるローレンス·チェンは、香港におくる栽培アメリカジンセンの約75パーセントがカナダ由来であると言う。

 

過去15年間、オンタリオ – で栽培されたアメリカジンセンは通常キログラム当たり30〜50ドルで販売されてきたが、その価格は2013年に75ドルに急騰した。米国内の広葉樹林から収穫された野生のアメリカジンセンと比較すれば、今では古い節くれだった根の価格は最近キログラム当たり2000ドルに急上昇したが、平均ではキログラム当たり350ドルである。 “その比較は、天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドを比較するようなものです。”とチェン氏は述べている。 “それぞれに認知された価値があります。”

 

東北米の落葉樹林はかつてアメリカジンセン(Panax quinquefolius)が繁っていた。その丈の低い植物は、34の州、そのほとんどが、南部オンタリオ州とケベック州の、アパラチアとオザーク地域で、サトウカエデ、ホワイトアッシュおよびビターナットヒッコリーの間で育つ。しかし、アメリカジンゼンは絶滅に近いくらい収穫されている。1700年代の半ば、ケベック州に配属されたフランス人イエズス会司祭のJoseph Lafitauは、パナックスジンセン、またはアジアジンセンと呼ばれる中国の薬用植物にそれが類似していること知り、もうかる中国との貿易を開始した。ダニエル·ブーンなどの毛皮猟師や開拓者は、根を掘り富を作り出した。

 

その希少性のために、国境の両側の政府は、しっかりとその野生の根の収穫と貿易を規制した。カナダの種のリスク法では、その野生の根を掘ったり、その生息地を乱すことは違法となる。この10月にモントリオールの近くの6ヘクタールの緑豊かな場所でその植物が発見された後、上院議員ポール·マシコッテの会社であるソメットプレステージカナダ社によって提案された住宅開発に歯止めがかけられた。グループはそのサイトを開発し、種を保護する方法を考案するために、ジンセンの専門家と協力している。と、モントリオールの都市計画コンサルタントであるブルーノ·バージェロンは述べている。

 

しかし、19の州で、厳しい規制の下での野生のジンセンの収穫と輸出を認めている。そのほとんどでは、植物が3葉 - それは、少なくとも5年もの以上であるサインである-であることが必要であり、その収穫を秋の数ヶ月に限定している。イリノイ州では、野生のジンセンは、4葉を持ち、10年ものでなければならない。米国の国立公園およびほとんどの国有地での収穫は禁止されている。

 

中国の成長する中産階級からの強い需要と、野生の根の限られた供給は-米国の輸出は1993年から2012年の間で57tから20tに落ち込んでいる-野生の

ジンセンの価格を引き上げ、密猟者を魅了した。“もし我々が[栽培]された製品を人々が十分なに得ることができるよう成長させることができれば、野生のジンセンは、生存のチャンスがあるかもしれません。”と、ノースカロライナ州農業部門の植物保護専門家であるジム·コービンは述べている。

 

 バイヤーはハーパーがショーを演じた根のような-カナダからの栽培されたジンセンをはるかに多く購入している。オンタリオ州は最大のシェアを生産しており、2012年に米国から輸出さ155tの栽培根に比べ、2013年には1.8億ドル相当の2400トンを輸出している。日よけの布の下で長い列で栽培されるこの植物は慎重に世話され、病気について監視されている。根は若い時期(3〜4年)で収穫される。 "基本的にそれらは過保護にされています。”と、西部大学の薬理学者でオンタリオジンセンイノベーション&リサーチコンソーシアムの科学ディレクターであるエド·ルイは述べている。それらは、より古い、太った、葉がある、人型の野生のジンセンというよりは、ニンジンのように見える。

 

ルイの組合は、オンタリオで育てられた根にアジア市場における強い足場を与えることを望んでいる。ラボでは、彼は何千ものクローンを分類し、輸出および自然健康製品市場におけるルートの品質を最適化するために、病気に強い、ジンセノサイドと呼ばれる植物の生理活性成分をもつ株を識別している。儲けは大きい:最近、ジンセンは年間1億ドル以上にもたらしている。 "我々は、ジンセン栽培産業が生き残り、繁栄する手助けをしたいと思っています。“と、ルイ氏は述べている。

 

解説は次号。原文は以下を参照のこと。             記 訳 阿部俊暢

 

http://www.macleans.ca/society/health/the-root-of-the-ginseng-industrys-problem/