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阿部俊暢

宮城県仙台市出身。定禅寺通りのけやき並木と同じ1958年生まれ。2003年阿部代表とともに定禅寺ハーブギャラリーを開業。夢は世界中のハーブを集めたハーブ農場の開設。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。

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2015年1月24日 (土)

アーモンド利用についての暗い側面(1)

ハーブ•アロマテラピーを学ぶ方のための海外ハーブ事情

第170回目の話題:アーモンド利用についての暗い側面(1)”です。前回の米国植物協議会  The American Botanical Council(通称「ABC」)の(ABC  HerbalEGram2014年9月号)のリンク記事の翻訳記事です。

http://cms.herbalgram.org/heg/volume11/September2014.html

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写真:フリー百科事典ウイキペデイア日本語版より

アーモンド利用についての暗い側面

人々はかつてない量のアーモンドを食べているが、大丈夫でろうか?

 

 今週、他の大規模な研究が、アーモンドを食べることについての既知の心血管系への効果を追加した。毎日食べられた1オンスが、10年後に3.5%心臓病のリスクを減少させることに関連していた。アーモンドは既に、体重減少及び満腹感に役立ち、糖尿病を防ぎ、関節炎を改善する可能性があり、癌細胞の増殖を阻害し、アルツハイマー病のリスクを減少させることが知られている。強力なケースでは、アーモンドが、栄養的に人が食べることができる最高のシングル食品であるとされる場合がある。

 アーモンドは最近、米国では(種子、技術的には)もっとも食べられている”ナッツ“としてピーナッツを抜き、米国人は、私たちが1965年に食べたより10倍以上のアーモンドを消費している。この木のナッツの流星のような上昇は、一部食肉タンパク質、大豆と酪農ミルクの流行的な反感、マカロンの道理に合わない上昇によって、引き起こされている。しかし、主な人気の駆動力は、栄養の模範としてのアーモンドのますます消えないイメージにある。

 トロント大学の栄養と代謝の教授で、研究主任であり、著名なデビッド·ジェンキンスに率いられた今週の研究では、心臓への効果は、アーモンドの牧歌的な一価不飽和和脂肪酸に加えて、ビタミンE、繊維、抗酸化植物化学物質(フェノール類、フラボノイド、プロアントシアニジン、及びフィトステロール)またはアルギニンによる可能性があり、それは芳香の長所の部分的なリストにすぎないことを示逡している。

 この研究は、ナッを食べることが20%死亡率を減少させるということを見いだした昨年秋にハーバードから発表された大規模な研究を追跡しており、そして10年以上前に行われ、アメリカ心臓協会の循環ジャーナル上で推奨された“高脂血症の被験者の食事におけるアーモンドのスナックとして使用が際立って冠状動脈性心臓病の危険因子を減らす。”という、ジェンキンスの仕事の上に構築された。

 それはまったく素晴らしいが、アーモンドの栄養研究の報道が必ずしも健康への有意を与えるわけではない。良いか悪いか:毎日誰かが健康トレンドを二分するよう私に頼んでいるようである。アーモンドは、私がなぜそのことを行なうのか恐ろしいかの良い例である。

 ジェンキンスの以前の試験前の頃は、米国の広い範囲で、アーモンドが実際に牽引力を得た、“実際に、脂肪は一概に悪いわけではない”という運動の最中であった。我々は、我々が数十年前に行ったのと同程度他のナッツを食べているが、アーモンドの消費量は急激に増加した。 (ピスタチオは増加しているが、それらはアーモンドには程多い。)

 商業的にアーモンドを生産する唯一の州であるカリフォルニア州は涼しい冬と穏やかな春がアーモンドの木に花を咲かせる。世界のアーモンドの82%がカリフォルニア産である。米国は、これまでのところアーモンドの主要な消費者である。

 カリフォルニアのアーモンドは、財政的に薄弱な州の中儲かる数十億ドル規模の産業を構成しているが、ご存知のように、最近の歴史の中で最悪の干ばつの真ん中にある。干ばつは専門家が4段の干ばつスケールに第五のレベルを追加することを検討しているほどとても悲惨である。そうである:D5。しかし、マザー·ジョーンズでアレックスパークとジュリアルーリーは今年初めに報告したように、それぞれのアーモンドは生産するために1.1ガロンの水を必要とし、カリフォルニアの44パーセント以上の土地は10年前よりアーモンド農場に使用されている。

 NPRのアラステア·ブランドが先週末に報告したように、水がアーモンド農場に流用されているので、北カリフォルニアのクラマス川で絶滅危惧の数千のキングサーモンが低水位によって脅かされているなどの生態系への懸念が提起されている。深刻な干ばつにもかかわらず、6月30日の時点で、カリフォルニア州農務局は、アーモンド農家がこれまでで最大の収穫を得るだろうと予測している。より多くの水がすぐに川に放出されない場合は、キングサーモンは鰓腐敗と呼ばれる病気によって脅かさると、ブランドは報告している。もし私がかかることを望まない病気がひとつあるとすれば、それは鰓腐敗である。

 カリフォルニアでのアーモンド生産は増加しているが、需要により常により高い価格が駆り立てられる。他の生産者がゲームに入ってきている。例えば、イングランドでは、アーモンドの値段は、ほぼ過去5年間で倍増しており、アーモンドミルクの売上高は年1間で79パーセント増加した。 “各カーネルの値が大幅に上昇しており、栽培者は彼らの投資で最高のリターンを探しているので、彼らはまだ驚くべき速さでアーモンドの木を植えています。”と、1農家はBBCのピーター·ボウズに語っている。 “もしあなたが今果樹を植えることを決めた場合、実際に植える利用可能な根付き株のために2年間待つでしょう。”

 この作物は英国では非常に貴重で、多数の盗難と行方不明のアーモンドトラックが存在している、とボウズは2月に報告している。“·ナッツナッパーは、彼等が知られるようになったように、トラック一杯の産物を持ち逃げしています。”とボウズは書いている。ナッツを積んだトラックは、16万ドル以上の価値がある可能性がある。

 アーモンドどろぼうはカリフォルニアでは大きな問題ではないが、アーモンドに懐疑的なトム·フィルポットがマザージョーンズに載せたように、干ばつ時のアーモンド農業の生態系への影響は、“潜在的に悲惨”である。滞水層の過剰揚水は、沈没地面中に崩壊する道路のようなインフラを脅かす。農民は干ばつの際に野菜畑を休耕することができるが、アーモンドの木は水の安定供給を必要とする。

 カリフォルニアのアーモンド産業はまた、アーモンドの木の受粉をミツバチに完全に依存している。業界は、140万もの蜜蜂のコロニーが必要であり、米国農務省によればそのため、国中からこの州に集められる。コロニー崩壊症候群のため、ミツバチは商品である。アーモンド農家の要件は、国の管理されたコロニーの約60%を占めている。今年、多くの金目当てにカリフォルニアに持ち込まれた授粉用の蜜蜂の多くは殺虫剤への曝露が原因で死亡した。

 とにかく、私はアーモンドを買うとき、蜂やサーモンを殺し、誰かのトラックが盗まれ、あるいは道路が崩壊することに手を貸していることについて考えてもいない。それはただ“私たにちよい”何かで、私が食べたいと感じる何かで、その費用がいくらかの寄せ集めにすぎない。先週のニューヨーカーの遺伝子組み換え作物についてのマイケル·スペクターの特集は、地球上の70億の人々が世紀末までにどのようにして100億になり、そして食べさせていくかは、人類にとってこれまでで最大の課題となる可能性がある。アーモンドについて安易に考えることは、まあいわばGMOのジレンマあるいは有機購入に類似しており、そのポイントは実際には栄養学でなく、それは常に環境意識と持続可能性であり、常に水の問題に戻る。食品のその側面について考えることは、単独で栄養について書くことを難しくする。とにかく、アーモンドは、私たちの心臓によい。

原文は以下を参照のこと。  以下解説は次号。        記、訳 阿部俊暢

http://www.theatlantic.com/health/archive/2014/08/almonds-demon-nuts/379244/

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