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阿部俊暢

宮城県仙台市出身。定禅寺通りのけやき並木と同じ1958年生まれ。2003年阿部代表とともに定禅寺ハーブギャラリーを開業。夢は世界中のハーブを集めたハーブ農場の開設。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。

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2014年5月

2014年5月20日 (火)

オレガノオイル:ピザハーブは冬の嘔吐症を防ぐことができる?(1)

ハーブ•アロマテラピーを学ぶ方のための海外ハーブ事情

第146回目の話題:“オレガノオイル:ピザハーブは冬の嘔吐症を防ぐことができる?(1)”です。米国植物協議会  The American Botanical Council(通称「ABC」)の(ABC  HerbalEGram2014年3月号)のリンク記事の翻訳記事です。

http://cms.herbalgram.org/heg/volume11/March2014.html

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写真:キューガーデンのWebページより

http://www.kew.org/science-conservation/plants-fungi/origanum-vulgare-oregano

オレガノオイル:ピザハーブが冬の嘔吐症を防ぐことができる?

日付:2014年2月11日

出典:ワイリー

要約

 科学者が、カルバクロール-このピザハーブに独特の温かみのある芳香と風味を与えるオレガノ油中の成分  -が、 ウイルスの固い外皮を破壊することによりノロウイルスに対して有効であることを発見した。

 オレガノオイルは、ノロウイルスに対して効果的であると思われる。また、冬の嘔吐症として知られているノロウイルスは、世界中での嘔吐や下痢の主要な原因である。ノロウイルスは、老人ホーム、病院、クルーズ船、学校において特に問題であり、食品媒介疾患の発生の非常に一般的な原因である。

 科学者達は、ピザハーブに独特の温かみのある芳香と風味を与えるオレガノ油中の成分-カルバクロールが 、 ウイルスの固い外皮の破壊を引き起こすことによりノロウイルスに対して有効であることを見いだした。研究は応用微生物学学会の応用微生物学ジャーナルで、今日( 2月12日)公開されている。

 また、冬の嘔吐症として知られているノロウイルスは、世界中において嘔吐や下痢の主要な原因である。これは、特別養護老人ホーム、病院、クルーズ船、学校において特に問題であり、食品媒介疾患の発生の非常に一般的な原因である。病気は不快であるが、ほとんどの人が数日以内に完全に回復する。しかし、既存の重大な医学的問題を持つ人々にとっては、この非常に感染性のウイルスは危険な可能性がある。

研究を主導したアリゾナ大学のケリーブライト博士は言う。“カルバクロールは、潜在的に他の抗菌剤と一緒に、食品の殺菌剤、多分表面の殺菌剤、として使用されている可能性があります。我々はその可能性を評価するためにいくつかの研究を行なっていますが、カルバクロールは、ウイルスを攻撃するために、興味深い見通しをしめすユニークな方法をもっています。"

残念ながらヒト型のノロウイルスは、研究室での作業をほとんど不可能であり、研究は、抗菌薬や消毒剤に対する抵抗性について最も類似しているとみなされているマウス形のウイルスを用いて実施されている。

実験では、カルバクロールは、ウイルスキャプシド- ウイルスを取り囲んでいるタンパク質の固い層 -に直接作用し、その破壊を引き起こしているように思われた。このことは、他の抗菌剤がウイルスの内部に侵入し殺す機会を与える。そのためカルバクロールが将来的に消毒剤として使用される場合、別の抗菌剤と共に使用される可能性が高い。そして、漂白剤のような多くの殺菌剤より遅いく動作するため、表層に長期的な抗菌残余物を与えるために定期的な洗浄処方計の一部として使用されることが一番よいであろう。

良いニュースは、カルバクロールはウイルスの外部タンパク質に作用するため、ノロウイルスがいつか耐性を身につける可能性は低いということである。また、安全で、非腐食性であり、有毒ガスや有害副産物も作り出さない。これは、学校、病院、介護施設、児童保育所、および薬物およびアルコールのリハビリ施設など、人々が伝統的な漂白剤やアルコールなどのベースにしたクリーナーに対して脆弱である可能性が高い環境での使用には特に魅力的である。

悪いニュース:どのような量のピザでもノロウイルスを予防せず、多くのピザダイエットの他の健康への悪影響よりはかなり離れているが、カルバクロールを濃縮すると、有毒ではないが、かなり口当たりが悪くなり、灼熱感や舌の後、しびれを引き起こす!

話題ソース:

上記の話題は、ワイリーが提供する資料に基づいている。

注:素材は、コンテンツ及び長さのために編集するこが可能である。

ジャーナルリファレンス:

D.H. Gilling, M. Kitajima, J.R. Torrey, K.R. Bright.

ネズミ科のノロウイルスに対するオレガノ精油およびを主成分であるカルバクロールの抗ウイルス効果と作用メカニズム。応用微生物ジャーナル、 2014年; DOI: 10.1111/jam.12453

以下解説は次号。原文は以下を参照のこと

http://www.sciencedaily.com/releases/2014/02/140211211224.htm

 

 

                        記、訳 阿部俊暢