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阿部俊暢

宮城県仙台市出身。定禅寺通りのけやき並木と同じ1958年生まれ。2003年阿部代表とともに定禅寺ハーブギャラリーを開業。夢は世界中のハーブを集めたハーブ農場の開設。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。

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2013年4月

2013年4月28日 (日)

世界的な環境保護団体によるベトナムでの薬草開発プロジェクト(1)

ハーブ•アロマテラピーを学ぶ方のための海外ハーブ事情
第61回目の話題:”世界的な環境保護団体によるベトナムでの薬草開発プロジェクト(1)”です。米国植物協議会  The American Botanical Council(通称「ABC」)の(ABC  HerbalEGram2013年1月号)の記事の翻訳記事です。記事の解説は次号です。
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Description Amomum villosum. Plant specimen in the Hong Kong Zoological and Botanical Gardens, Hong Kong.
Date 20 February 2011, 22:31:59
Source I took this photograph.
Author Daderot
フリー百科事典 ウイキペデイア英語版より  
 ベトナムでのトラフィックとパートナーによる持続可能な薬用植物プロジェクト
 2年近くの間、トラフィックはベトナムでユニークな薬用植物のプロジェクト-この東南アジアの国での環境保護団体初のイニシアチブプロジェクト-を実施している*1。2011年6月に始まり、今年5月に終わるこのプロジェクトは、South Xuan Lac種と生息保全地区の中で絶滅の恐れのある薬用植物の持続可能な収穫を行い、同様にこれらのハーブを収集し、販売する地元の村人の生活をよりよくすることを目指した。このプロジェクトの管理と実行のパートナーは、 バッカン森林保護局 と人的資源と保全財団(PRCF)を含み、クリティカル·エコシステム·パートナーシップ基金からの追加支援と資金援助を伴っている。
 2006年 ハノイ大学の薬学論文によると 、ベトナムは、約3948種が登録されている薬用植物を多数含む、非常に豊かで多様な生物多様性を与える"、非常に多様な気候や地理的なゾーン"を持っている* 2。この天然植物が豊富さに加えて、特にベトナム人、トラフィックのプロジェクトの地域のような山岳地帯に住んでいる人々はまた、深い伝統医学の歴史を持っている。
 "薬用·芳香植物は、多くのベトナム社会、特に農村地域や村の人々の日々の生活の中で重要な役割を果たしています。" シカゴ、イリノイ大学の生薬学と生物学の教授であるDjaja Doel Soejarto博士は述べている(電子メール、2012年11月11日)。 Soejarto博士は、医薬品開発のための生物活性化合物を発見することを目的に、ベトナムで民族植物学的調査を実施した。彼はいくつかのグループが200もの伝統的な処方で-地元の市場そして村のヒーラーを通して利用可能な -400以上の異なる植物種を使用しており、数十種の植物は、病院や医療機関で使用されていることを指摘した。
 この広範囲の薬用植物の使用状況や、成長している特に中国からの商用需要は、非持続的な収穫に起因するいくつかのベトナムの植物個体群の減少につながっている*1。トラフィックとそのパートナーは、そのSouth Xuan Lac種およびベトナム北部の生息地保全地域でこのプロジェクトを実行することを洗濯した。なぜならそこはこのような生物多様性の損失を経験しているからである。 PRCFによると、 "保護地域が地域社会にとって入会地と考えられていることと相まって、限定された法執行活動は、きわめて持続可能でない有害な森林利用の実践につながった。" *3
 プロジェクトの最初の目標は、フェアワイルド基準、フェアワイルド財団からの持続可能な野生収穫ための生態学的、社会的、経済的要件に対処する原則と基準のセット、に基づいた成功した持続可能な収穫プログラムを紹介することであった。 (トラフィックはカンボジアとネパールを含むいくつかの国で成功を収めた同様のフェアワイルド薬用植物プロジェクトを実施してきた。)
 "フェアワイルドとの関係は、有望なものの一つです。" 自然保護のためのドイツ連邦機関における植物保全部門長のUwe Schippmann、は 述べている(電子メール、2012年12月10日) 。 "フェアワイルド認証製品は現在、例えば信頼できる英国のハーブと北米の伝統薬を通じて、店の棚に自分の道を見つけています。 ベトナムにおける薬用植物の使用は、それらの収入や医療状況に関して地域社会にだけ重要なわけではなく、また[ベトナム]は、薬用植物の重要な輸出国です。 "
 村人と地域当局との共同ミーテイングを開催後、トラフィックとそのパートナーは、ショウガ科(ショウガ科)か ら4つの薬用植物種を選択した。それは、-解熱剤や利尿薬として使用されているAmomum villosumとA. xanthioides、および胃の症状に使用されるAlpiniamalaccensis とA.latilabris、-であり、成長率や再生能力だけでなく、市場の取引チェーンや地元の収穫者の市場アクセスの機会の増加を評価する。
 "資源アセスメントは、地元の収穫者が持続的に収穫するためにはどこでこれらの種を収穫すればよいのかの重要な情報を彼らに提供するのと同様に、これらの人口密集地を緩衝する生態学的保護地域を制定する必要がある地域法案のために作成されました。"トラフィックの東南アジア·メコン·プログラムの森林貿易担当官のNguyen Thi Mai,は述べている(電子メール、2012年11月8日から12月17日まで)。
 次に、持続可能な収穫技術について村人を訓練するために、トラフィックはいくつかのワークショップを開催し、プロジェクト地域の絶滅危惧MAP種、これらのリソースへの脅威、どのように対象種を識別するか、対象種へ付加価値を加えるための加工の実践など、薬用·アロマティック植物(MAP)の生物多様性を議論した。これらの研修を通じて、51人の収穫者が、合法的に薬用植物の野生収穫をするための地方政府の認定を得ることができた*4。
 "これらのトレーニングの前に、"グエンは述べている。“地元の収穫者の多くは、彼らが違法にMAP種を収穫し、彼らの行為の環境のプロセス内に影響していたことを知りませんでした。 加えて、法的なライセンスで、プロジェクトは、フェアワイルド認証の資格を維持し、もし達成されるならば、収穫者ははるかに広い世界市場に製品を販売できるようになります。 "
 トラフィックも、製品の品質を向上させるために、新鮮なハーブを乾燥させるためのドライヤー5基をコミュニティに提供した。 それとパートナーグループはまた、収穫活動の調整を永続させ、1村の収穫者が他の村よりも大幅に低い価格で製品を販売していないことを保証するのに役立つ、地元の7村からなる、収穫社共同組合を設立するために取り組んでいる。 Nguyenは、この取り組みは特に挑戦的であると述べた。
 "この地域では収穫者が独自に仕事し、ときには他の競争することになれていました。"彼女は述べている。“参加する村が一緒に仕事をし、集団的に販売することの有用性を理解するためにはしばらく時間がかかっています。 協調と協力についての大幅な改善があったものの、持続的かつ生産的な地元MAP共同組合を作るためには、さらなる努力をする必要が残っています"
 トラフィック、そのパートナー、地域社会によるこれらの努力は、すでに村とそのメンバーに多大な影響を与えた。 グエンによれば、トラフィックは、地域の収穫者が持続可能な収穫技術を引き続き使用した場合、 South Xuan Lac Species and Habit Conservation Areaにおける、これらのリスクのある薬用植物の個体数を回復し、増加させることができると考えている。 また、4つの薬用植物種はより高い量を産出し、以前の収穫シーズンに比べてより高い利益が得られた、と彼女は指摘している。
 "訓練される前は、地元の収穫者は、未熟のAlpiniaと Amomum 種の果実を収穫し、そのことが不適格な生産物か低い生産量を引き起こしていました。"グエンは述べている。 "トラフィックが提供する研修に参加した後、彼らは持続的に収穫するための技術を知りました。 収穫者は、もし以前の季節の段階ではなく、より成熟したシーズンの後半に収穫することができたなら、より大ボリュームの生の製品、たとえば果実の種子などを収穫することができるということを共有しました。 この比較は、収穫者が果実が成熟しており種子が大きいシーズンの終わりに収穫することについて説得力のある議論を提供しています。 "
 プロジェクトの今後数ヶ月の間、トラフィックは、より良く環境保全地域を管理し、村相互の協同組合を確立し、地元の収穫者と国際的な伝統薬企業との間のビジネスのコネクションを創造し、最終的にプロジェクトの製品のためもフェアワイルド認証を獲得するために、地元の収穫者や当局と共に働き続ける。 そして、グエンは、トラフィックがさらに3年間プロジェクトを拡張し、ベトナムの他の領域にそれを展開するために追加の資金を申請している、と指摘した。
 "MAPの種の保全は、多くの国の政府によって強い優先順位を与えられていません。"グエンは述べている。 "地方の人々の経済と、健康安全のために、これらの植物の重要性についより大きなスポットライトが与えられるkとが重要です。"
リンジー·スタッフォードマダー
以下解説は次号。                訳、記 阿部俊暢
参照
1.トラフィックがベトナムにおける持続可能な野生収穫薬用植物プロジェクトを起動する[プレスリリース]。 ハノイ、ベトナム、トラフィック
2012年4月9日。 利用可能 。
2. Khanh TC. ベトナムの薬用植物:過去、現在、未来。
    エスノ·薬用植物研究開発センター。 2006年8月8日。
    利用可能 。 2012年12月3日アクセス。
3. South Xuan Lac Species and Conservation Area。
   先住民資源保全財団のウェブサイト。 利用可能 。
  2012年12月3日アクセス。
4. Tolman B, Nguyen M, Timoshyna A。
トラフィックがベトナムにおいて持続可能な薬用·アロマティック植物の収穫プロジェクトを実施する。 2012年8月。 国際自然保護連合。
利用可能 。 2012年11月30日アクセス。