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阿部俊暢

宮城県仙台市出身。定禅寺通りのけやき並木と同じ1958年生まれ。2003年阿部代表とともに定禅寺ハーブギャラリーを開業。夢は世界中のハーブを集めたハーブ農場の開設。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。

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2013年3月

2013年3月31日 (日)

肌トラブルのための自然療法(2)シアバター

ハーブ•アロマテラピーを学ぶ方のための海外ハーブ事情
第58回目の話題:”肌トラブルのための自然療法(2)シアバター
”です。今回は、植物薬ハンターで、著作家のクリスキルハムのFox.newsのコラム記事(2012年9月)に登場した植物のうちシアバターについて取り上げます。
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シババター(Vitellaria paradoxa)
 
Description Vitellaria paradoxa (shea tree, karité), eastern Burkina Faso
Date 2007
Source Own work
Author Marco Schmidt[1]
Permission
(Reusing this file) 
cc-by-sa 3
1.はじめに
シアバター(Shea Butter)
 シアバター(英: shea butter)はアカテツ科のシアーバターノキの種子の胚から得られる植物性脂肪です。シアーバターとも表記されることがあります。アフリカの主にナイジェリア、マリ、ブルキナファソ、ガーナで生産されおり、食用や薬として用いられるほか石鹸やクリームなどにも配合されています。
 シアバターの成分のほとんどはステアリン酸とオレイン酸ですが、トコフェロール、カロチノイド、トリテルペンも微量に含まれています。
2.シアバターの木(Vitellaria paradoxa)
 一般にシアバターノキ、/ˈʃiː/ または /ˈʃiː.ə/, または vitellaria,として知られているVitellaria paradoxa(以前はButyrospermum parkii) は 、アフリカに固有のアカテツ科の木です。シアバターの木は、サハラ砂漠南部の西アフリカ原産であり、マリ 、 カメルーン 、 コンゴ 、 コートジボワール 、 ガーナ 、 ギニア 、 トーゴ 、 ナイジェリア 、 セネガル 、 スーダン 、 ブルキナファソとウガンダに生育しています。
 シアバターの木(Vitellaria paradoxa)は、250フィートの高さに成長する落葉性の樹木であり 、外観はアメリカンオークに似ています。シアの果実は、薄い、すっぱい、栄養価の高いパルプと、それを囲む、比較的大きな、オイルの豊富な種子で構成されており、そこからシアバターが抽出される。楕円形の果実は、緑がかった黄色で、サイズは約1インチから2インチであり、多肉質の外側の層を除去すると種が現れます。種はペースト状に粉砕され、シアバターを抽出するために水で煮られます。 水が冷えると、脂肪が上に浮き、すくいとられて、ボールに丸まられます。
 シアフルーツはアフリカの伝統的な食品植物です。 それは、栄養状態を改善し、"年間の空腹のシーズン“に食糧供給を高め、地方の開発を促進し、持続的なランドケアを支援する可能性があると期待されています。
3.シアバターの歴史と文化的な意義
 1300年代には早くも、アフリカの旅行者がシアバターの木について書いています。 大量のシアバターが女王クレオパトラの治世中にエジプトに輸送されたとの詳細の記録が残っています。 西洋に最初に紹介されたのは、17世紀のスコットランドの探検家て医師のマンゴパークの著作を通してです。 アフリカの内部旅行中の彼の本で 彼は、原住民によるshea-toulou(バターの木の意味)と呼ばれるバターを作る過程、および地元の人々のその重要性を記述しています。
 今日でも、シア·バターの栽培は多くのアフリカ諸国の生計を支えています。 それは彼らに村の貴重な仕事を提供するので、それは多くの場所で "女性の金"と呼ばれています。 男性は、販売や出荷を扱う一方、女性は一般的に、バターの天然の調合を行います。 これらのアフリカのコミュニティでは、シアバターは、生命を意味するカリテバターと呼ばれています。
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解説 Seed of Vitellaria paradoxa, the Shea tree. Next to a field in southern Burkina Faso.
日付 2004年
原典 投稿者自身による作品 (own foto)
作者 Marco Schmidt
4.現代のシアバターの使用
 アフリカ全体では、食用、薬用目的で使用されており、毎日の脂質の主要な源になっています。薬用では、腫れ怪我による腫、身体の痛みがある場合に、especiallingマッサージの目的で使用されています。
 西洋では、一般的に皮膚を保護するための化粧品に主に使用されています。化粧品メーカーがボディローション、ボディクリーム、リップクリーム、ハンドクリーム、シャンプー、石鹸など様々な化粧品に配合して販売しています。また、焼き菓子の原料(焼成脂肪)、チョコレートのカカオバターの代替として料理の用途で使用されています。
5.シアバターの成分
 シアバターは、以下の5つの主要な脂肪酸で構成されています:
  パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸
 脂肪酸組成は、ふたつで脂肪酸の85〜90%を占めるステアリン酸およびオレイン酸、によって決定され、 これら2つの脂肪酸の相対的な割合は、シアバターの固さに影響を与えます。 高いステアリン酸の含有量はシアバターにその固体の固さを提供し、一方オレイン酸の割合は、周囲温度に応じてどれくらいシアバターがソフトまたはハードかに影響します。
 その他、シアバターに含まれるフェノール化合物は抗酸化特性を有することが知られてます最近の欧州の試験では、シアバターの特定の成分、およびHDLコレステロール値( "良い"コレステロール)に及ぼす効果を調査しています。
6.シアバターの安全性
 西洋での利用が、おもに化粧品としての利用であるためか、シアバターの安全性に関する情報は見つけることができませんでした。
                        記 阿部俊暢 
参考資料
*シアバターのプロフィール 。
  ABC(アメリカ植物評議会) Healthy Ingredients
*フリー百科事典ウイキペデイア(日本語版、英語版)